敏感肌の人が石鹸の良し悪し、pHを簡単に確かめるには緑茶を使う!

敏感肌の人にとって、石鹸の良し悪しはとても気になります。

刺激が強いと肌がピリピリしたり赤くなったり、痒みが出たりして、ホント、つらいですよね。

 

そうならないように、石鹸を入手する際には、箱の表示をチェックしたり、ドラッグストアの薬剤師さんに確かめてから購入を決めるなど、さまざまな工夫をしていることと思います。

 

ところが、そんなふうにちゃんとチェックできる場合はいいのですが、例えば、外箱の無いよくわからない石鹸が家の中から出てきたとか、旅先の旅館で品質が分からない石鹸を使っていいものか迷う、というような場面もあることと思います。

そんなときに、石鹸の良し悪しを簡単に調べる方法をご紹介します。

 

 

1.石鹸の良し悪しは人によって違う

肌に合う良い石鹸と言っても、10人いたら10人とも同じ石鹸が良い石鹸というわけではありません。体質や生活環境、現在のお肌の状態など、いろいろな要因によって適する石鹸が異なります。

敏感肌かそうでないか、汗っかきかそうでないかによっても適する石鹸は違います。

 

2.酸性とアルカリ性のメリットとデメリットとは?

石鹸の役割は、汚れを落とすことにあります。単純にそう考えると、汚れを落とす力はアルカリ性のほうが強く、そのため、汚れ落ちという点においては、弱アルカリ性の石鹸のほうが良い石鹸ということになります。

 

ところが、アルカリ性の石鹸は汚れもよく落としますが、同時に「うるおい成分」や「バリア機能」までも落としてしまうことがあります。

 

では、弱酸性のほうがいいのかということになると、これもまた微妙です。肌には優しいものの、汚れが落ち切らないことによる「毛穴トラブル」や「肌荒れ」が起きる可能性が高まります。

 

3.敏感肌の人に良い石鹸とは?

前述のとおり、アルカリ性の石鹸は汚れもよく落としますが、同時にうるおい成分やバリア機能までも落とす可能性があります。これが普通肌の人を敏感肌にしてしまったり、敏感肌の人のデリケートな肌をさらに傷める原因になったりします。

ですから敏感肌の人にとって良い石鹸とは、汚れはちゃんと落としながらも落とし過ぎない弱酸性の石鹸ということになります。

 

4.石鹸の「酸性」「アルカリ性」を簡単に確かめるには緑茶を使ってみる

「外箱が無い」、「使いかけの石鹸」など、酸性かアルカリ性かを確かめようがない時に、それを確かめる一番良い方法は、薬局でPH試薬を手に入れることです。でも、そうそう頻繁に使うものではありませんし、そのためだけに薬局に走るのも…と思いますよね。

そんなときに手軽に確かめる方法があります。それは緑茶を使う方法です。

 

 

5.お茶を使ってPH実験

では早速やってみましょう。

まずは、この実験が確かに酸性アルカリ性を見分けられるものであるということを実証するための実験をしてみます。

アルカリイオン整水器を使って、「酸性水」、「中性の水」、「アルカリイオン水」の3種類のお水を沸かし、お茶を入れてみました。

カメラ技術の下手さは…これから腕を上げていきたいと思います。 m(_ _)m

右下のアルカリイオン水を使ったお茶は、わずかに茶色がかっていることがおわかりいただけると思います。この変化が、お茶による「酸性」「アルカリ性」を見分けるためのベースになります。

 

それではいよいよ本番! 石鹸を使った実験をします。

この実験では某有名メーカーの弱アルカリ性の石鹸を使用しました。一般的な石鹸は、ほとんどが弱アルカリ性になります。

まず、2つの湯飲みに普通に緑茶を入れ、その後、右側のお茶にだけ、石鹸の角を突っ込んで3回かきまわしてみました。下の画像はその5分後の状態です。

石鹸を入れたほうは少し赤みがかっています。

そのまま放置し、10経過後の画像が下の画像になります。赤茶色がはっきりとしてきました。

この実験が確かに弱アルカリ性石鹸による変化であることを立証するために、もう一つ実験を行いました。

酸性の表記のお茶には、弱酸性の衣類用漂白剤を、アルカリ性の表記のお茶には、アルカリ性のキッチン漂白剤を少しずつ垂らしてみました。アルカリ性の表記のほうは、はっきりと色が変化しています。

 

このように、お茶の色の変化を見ることで、「酸性」「アルカリ性」をチェックすることができます。では、どうしてお茶は変色するのでしょうか。次にその理由をご説明します。

 

6.お茶が変色するのはカテキンがタンニンに変質するから

お茶には「カテキン」という成分があります。このカテキンは、アルカリ性のお湯で入れたほうがより抽出されやすくなります。そのため、酸性水で入れたお茶よりも、アルカリ性水で入れたお茶のほうが含まれるカテキン量が多くなります。

 

そしてカテキンにはもう一つ面白い特徴があります。それは、カテキンは酸化によって「タンニン」に変質するという性質です。このタンニンは、お茶を赤黒く変色させてしまいます。

 

すでに経験があるかと思いますが、保温ボトルに熱い緑茶を入れて数時間が経過すると、お茶は茶色く変化しています。これは酸化によってカテキンがタンニンに変質して起こる現象です。今回の実験で弱アルカリ性の石鹸を入れたお茶が、わずか10分ほどで赤茶色に変色したのも、この酸化によるものです。石鹸によってアルカリ性に傾いたお茶が、酸化していく過程で変色していきます。この「酸化反応」の原理を使って今回は酸性・アルカリ性を確かめる実験を行いました。

 

さいごに

アルカリ性の石鹸は汚れをよく落とす代わりに、うるおい成分やバリア機能まで落としてしまう可能性があるため、敏感肌の方には弱酸性がいいと前述しました。

ところが、弱酸性は肌を刺激しない一方で、汚れが落ちきらずに古くなった角質がたまって、毛穴トラブルや肌荒れの原因になってしまう可能性も同時に秘めています。

ですから弱酸性でありながらも、汚れもちゃんと落とす石鹸を使いましょう。

さはさりながら、弱酸性をうたった商品の中には、きつい洗浄成分を使ってコストを抑え無理矢理弱酸性にしているものがあります。

「弱酸性を売りにしているのにどうも肌に良くない感じがする」

と感じた場合には、使用を中止して成分をよく調べててみましょう。初めての商品を購入した際には、「弱酸性」という言葉を過信することなく、目立たない箇所でテストするなどの対策をとりましょう。

 

まとめ

●石鹸の「酸性」「アルカリ性」をチェックしたいときには、緑茶が役に立つ

●弱酸性は敏感肌の人に、弱アルカリ性は汚れをしっかり落としたい人にいい

●弱酸性を売りにしていても、敏感肌用とは限らないので、まずは目立たない箇所で確かめましょう

 

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